2014年5月3日土曜日

らーめん風流 しょうゆラーメン(太麺)

ハノイの中心部近辺、比較的有名な通りとして、「Trieu Viet Vuong」という通りがあります。

この通りでは、日本食レストランなどが数多く営業されており、まさに日本食通りといっても過言ではないかもしれません。

今日は、その日本食通りにひっそりと店を構える、らーめん風流をご紹介いたします。

このお店、以前、ハノイの別の地域に支店をオープンしたらしいのですが、支店住所とされる場所へ行っても、そのようなお店はありませんでした。まぁ、ハノイではよくあることです。





このお店、昔ながらのラーメンを中心に営業している、年配の方にはたまらないお店です。日本だと、やれしょうゆ豚骨だ、やれ魚貝なんとかだと、個性的かつハイカラな専門店が多いのですが、このお店のような昔っぽいお店も、このハノイでは、なにかと需要があったりします。

今回は、無難にしょうゆラーメンとチャーハンセット(麺は太麺バージョン)を注文してみました。





外観からすでに、昔ながら感がタップリです。屋台で食べたラーメン、お母さんが作ってくれた焼き飯って感じでしょうか。年配の方なら、たぶん泣くんじゃないでしょうか。


麺 ★★★
麺は、メニューの通り太い麺です。普通の麺バージョンもあったのですが、「コッチノホウモオイシイデスヨ」という、スタッフの方の意見を尊重してみました。

麺自体は確かに太めで、コシもあって、なかなかおいしい感じです。また、その太さから、やたらと個性が感じられます。安っぽさや、大量生産っぽさはほとんど感じられません。



スープ ★★★
いやはや、昔ながらのしょうゆラーメンスープです。日本の台所にあるであろう調味料をふんだんに使った味とでも申しましょうか。昭和の高度成長期の方たちを支えた味、銭湯の帰りに、屋台で食べた味、そんな情景が浮かびます。年配の方は、涙でちょっとしょっぱくなるやもしれません。

ただ、しょうゆラーメンを注文するなら、できれば普通の麺がいいかもしんないです。今回は太麺だったのですが、上記の通り、麺が太すぎてスープがからみにくく、また、麺の個性が強すぎて、スープの印象がかすんでしまっています。

具材・ボリューム ★★★
昭和時代の古きよき具材は、フルセットで入っています。また、全体的なボリュームもあるので、満足度は並以上かなーと思います。


価格 ★★★
価格は、セットで 130000ドン。物価の上昇など、計算に入れるつもりすらない私にとっては、少々高い気がします。ただ、ここのラーメンを食べに来る高度成長期を支えた高額所得者の方々にとっては、たいして高くない。袋入りラーメンを食べるのと、差ないと思うので、そういう意味で★3つです。

備考 ★★★
店内には、日本製の高級テレビジョンがあり、日本のTVプログラムを視聴しながら、ラーメンに舌鼓を打つことができます。まさに、下町のラーメン屋で、白黒テレビを見ながら、ラーメンを食べていたあのころを思い出すではありませんか。

総合評価 ★×15
ということで、らーめん風流のご紹介をさせていただきましたが、しょうゆラーメンのスープは、実はかなりクオリティが高いです。しょうゆラーメンにうるさい系の方も、これだと満足だと思います。

ただ、ここのラーメンは、以前ご紹介したラーメン屋、一味膳と同じ味です。それもそのはず、オーナーが同じという噂を聞きました。ラーメンを食べ比べたわけではないので、実際のところはよくわかりません。 



らーめん風流
135 Trieu viet vuong, Hai ba trung, Ha Noi



ハノイ太郎









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