2015年2月25日水曜日

うまかもん らーめん

ハノイには、いくつか日本食料理屋が集中している地域があります。

その中のひとつ、キンマー(Kim Ma)と呼ばれるとおりがあります。古きよき日本食やが立ち並ぶ中、新しいお店なども続々できており、夜はカラオケなども充実しているため、日本人駐在員には、たまらない地域となっております。

そんな中、値段はお手ごろ、ボリュームはふんだんに、お味はひとそれぞれ、好みによる、という日本食料理屋さん、「うまかもん」があります。

このお店、個人的にはから揚げ丼が大好きなのですが、よく見るとラーメンも販売していましたので、泣く泣くから揚げ丼を我慢しつつ、早速調査のメスを入れて見ました。(から揚げ丼、詳細はこちら

と、通常であればここでお店の外観を写真に撮影するのですが、どういうわけか、このうまかもんんについては、いつも写真を撮るのを忘れてしまいます。もちろん、今回もすっかり忘れていましたので、店内の写真を載せておきます。





店内は、1階と2階にわかれています。いや、たぶん3階もあると思いますが、友達のいない私は、テーブルを占拠するのが申し訳ないので、いつもカウンターです。

で、早速らーめんを注文してみました。

備え付けの漫画を読みながら、待つこと10分。



ちなみに気になるお値段は、105000ドン。





ということで、個人的な感想です。

私の感想って、よくダイエーのスープや、麺レベル、といった表現を使れうのですが、このお店は、その最たる感じです。

どのお店よりも、ダイエーレベル。それも、フードコートのラーメンですらなく、ダイエーに売っているスープや麺を使用した、インスタント系のラーメンという感じです。

わかりやすく言うなら、家でお母さんが作ってくれるラーメン、あるいは、おばあちゃんの家で、おばあちゃんが作ってくれるラーメン、そんな感じです。(日本ラーメン調査2014年、俺調べ)

そもそも、ラーメンを入れている器が、すでに家庭用です。100均のプラスチックの器っぽいです。

冷蔵庫にあった、もやしとネギ、たまたまあったチャーシュー、麺は1玉30円の中華麺、そういうラインナップで作られたラーメン。

個性もこだわりもなく、ラーメンなんて何でも良いじゃん、という考えが、ひしひし伝わってくる一品です。いや、逆にそれが個性といってもよいかもしれません。家庭のラーメンが楽しめる、という意味では、懐かしい味、ほっとする味なのかもしれません。

はい、何とかポジティブに説明したいですが、個人的には限界です。

逆に気になる方、是非一度ご賞味ください。



うまかもん
583 Kim Ma, Ba Dinh Dist, Hanoi

ハノイ太郎




2015年2月14日土曜日

侍(SAMURAI) 焼きラーメン

ここハノイでは、現在ラーメン戦争の真っ只中。

やれ、とんこつ醤油だ、北海道味噌だ、魚介豚骨だと、さまざまな兵器で、日夜戦争が繰り広げられております。

そんな中、ラーメン戦争などまったく縁の無い、非常に平和な地区にあるお店が、まさかラーメン戦争に参加しようとは、誰が予想したでしょうか。

日本食の激戦区でもなく、そもそも日本人が行かないような道、地域に、ひっそりとたたずむお店があります。

今日は、そんなお店「さむらい」さんのご紹介です。




このお店、場所は微妙ですが、味や料理は、まぁまぁの出来です。また、価格も通常の日本食屋に比べ、30%くらいは安いので、いろんな意味で面白いお店です。

中でも、牛丼は非常に安く、なかなかおいしいので、必見です。(詳細はこちら

もっとも、ここのラーメンは、いわゆる「焼きラーメン」です。普通のラーメンじゃないので、ブログに乗せるべきか否か悩みましたが、焼いていても、ラーメンには違いないので、一応リサーチに行って来ました。

このお店は、上記のとおり、全価格帯が非常に安いのですが、今回の焼きラーメンは、なんと35000ドン。ベトナムローカル価格です。ですが、それを実現しちゃうところが、さむらいさんのいいところではあります。


で、注文すること10分。




焼きラーメンの登場です。焼きソバの麺を、ベトナムのインスタントラーメンに変えた感じの、ジャンク食満載の料理です。B級グルメ的な位置づけかと思いきや、もやしがお皿からはみ出しているという、微妙な盛り付けなので、C級グルメということにしておきます。




具材は、もやしとキャベツ、豚肉です。さらに、半熟状態の目玉焼きが乗ってます。具材はいたってシンプル。

さて、肝心のお味のほうは。




ウマイです。鶏がらスープと、ニンニクで炒めたインスタント麺が、驚くほどのジャンクフード感をかもし出しています。

てか、自分の家で作れるんじゃね??という疑問がありますが、鶏がらスープという、高級中華料理店で使用される、高級スパイスをふんだんに使っているので、一般家庭ではまず不可能な味付けに仕上がっています。

また、ニンニクという、一般家庭ではまず目にすることが無い高級食材も使用しているため、素人では、作ることのできない、サムライさん独自の、すばらしい料理に仕上がっています。

コレで 35000ドンなら、非常に安心価格、コスパには優れているといえるのではないでしょうか。

個人的には、1000ドンか2000ドン高くても良いので、コンソメスープでも付いていれば、もっとキュンときちゃいます。


ラーメン戦争に、まさか焼きラーメンで参戦するお店があるとは思いませんでした。 ただ、いまの現状は、行列のできるラーメン屋に、屋台のラーメン屋が戦いを挑んでいるようなものなので、これからに期待です。

決して一般家庭で作ることができない、サムライさんの、焼きラーメン。
タクシー代のほうが高くついちゃいますが、皆様も是非。


侍 SAMURAI JAPAN
67 Ho Dac Di, Dong Da, Ha Noi



ハノイ太郎


2015年2月11日水曜日

Boeing Restrant セット

今日は、2月10日。

そろそろ年末、年の瀬です。(ベトナム的に)

年の瀬といえば、何かとお金のかかる時期。たとえ日本人といえども、桃の木を買ったり、わけわかんない置物を買ったり、もち米を固めて葉っぱでくるんでみたりと、何かとお金のかかる時期です。なんせ年の瀬ですから。

テト(お正月)前は、ハノイでも寒くなる時期であると同時に、お財布の中身も寒くなる時期です。

ということで、この時期重宝されるのが、コスパです。コスチュームパフォーマンス。

そうです、皆さんご存知、コスチュームによるパフォーマンスを重視した、コスパのいいお店。

ということで、今日は久しぶりに、リンラン通りにある、ボーイングレストランにやってきました。




このお店、相変わらず飛行機内をイメージしたデザイン、CA をイメージしたスタッフで、コスパ(コスチュームパフォーマンス)に優れています。

店内は、相変わらずですが、コレはコレで味があります。







ということで、誰からも突っ込まれないので、自分で突っ込みますが、コスパ=コスチュームパフォーマンスではなく、コストパフォーマンスのことです。

このお店は、単品のラーメンなどに加え、、日曜日以外はセットや定食(っぽいセット)などがあります。実はこのセット、相当コスパが高く、たとえ、給料日前でお金がない方でも、安心価格。いや、むしろ給料を払う側の人で、給料を払った後のすっからかんの状態でも、納得の安心価格です。


さて、ラーメンセットのご紹介を行う前に、個人的にお気に入りの一品。

豚肉串フライ2本入りです。豚バラ肉(だと思います)を串にぐるぐる巻きにして、フライにしたお料理で、そこらへんで売っている大き目のソーセージほどの大きさがあります。

単なる一品料理にもかかわらず、お腹があまりすかない虚弱体質の方であれば、これとご飯だけで、十分かもしれません。

なお、気になるお値段は、なんと40,000ドン。コスパは非常に高いです。




ということで、ラーメンセットのご紹介。ラーメンは、しょうゆやら塩やら、豚骨ベースで色々選べるのですが、今回は、味噌ラーメンで注文してみました。

また、チャーハンセットやら、明太子ご飯セットやらありますが、とりあえずは、国民的ご飯料理である、チャーハンにしてみました。




ラーメンセットの全貌は、こんな感じです。わかりますでしょうか、このボリューム。




キムチです。ものすごくウマイとはいえませんが、普通においしいです。付いてないよりも、付いてたほうが安心、それがキムチの役割なのかもしれません。




ラーメンみたいな高カロリーな食事には、お野菜が必要です。一日の摂取量がどうとか言われるほど、お野菜は必要なはず。きっと、消化を助けるだとか、血をさらさらにする効果があるのやもしれません。




味はお墨付き。Lang Ha 通りにある、某豚骨ラーメンのお店と同じから揚げです。まずいはずはありません。(詳細は、こちら

なお、から揚げが気に食わない方は、餃子にすることもできます。




やはり国民的料理といえば、チャーハンでしょう。チャーハン定食を注文すると、チャーハンにチャーハンが付いてくる、といった夢のようなお店もあるくらいです。ちなみに、ここのチャーハンは、普通にウマイです。時々、素材の味を感じ取れ!と言わんばかりの味の薄いチャーハンがありますが、ここのチャーハンは、味もしっかりしており、ボリュームもあります。

付属のチャーハンにもかかわらず、お腹があまりすかない虚弱体質の方であれば、これとご飯だけで、十分かもしれません。




ということで、メインのラーメンです。やや味は濃い目ですが、10段階評価であれば、5以上、高い評価の方であれば、7~9といった点数をつけるかもしれない、そういうラーメンです。




ということで、ラーメンセットなのですが、気になるお値段。なんと17万ドン。高いラーメン屋さんであれば、ラーメン単品がこのくらいの価格なので、いかに安いかがわかっていただけると思います。

しかも、このお店、ランチといった意味を理解していないのか、はたまたそのような機能が備わっていないのか、日曜日以外であれば、夜間だろうが早朝だろうが、お店が開いてる限り、このお値段です。


なお、ラーメンが必要ない方は、豚しょうが焼き定食なるものもあります。

面倒なので、あまり写真は撮っていませんが、要は、ラーメンが豚しょうが焼きになり、チャーハンが白ご飯になります。ボリューム的には、通常のおっさんであれば、十分お腹いっぱいです。





なお、ここの豚しょうが焼きですが、個人的な感想では、かーなーりウマイです。

もし、白ご飯だけ2杯たべて、と言われてもなかなか食べれませんが、この豚しょうが焼きがあれば、ご飯2杯くらい、軽いです。

あと、スープが付きますが、当然ラーメンのスープなので、とてもおいしいです。

ちなみに、豚しょうが焼き定食のお値段は、13万ドン。ラーメンセットよりも、さらにコストダウンに成功しています。


以上、味・ボリューム、そして価格面で考えると、コスパは非常にすばらしいといわざるを得ません。


ハノイラーメン戦争の中、普通のお店はラーメンという名の兵器の研究を行っています。

ですが、このお店に関しては、同盟国(某豚骨ラーメン屋)から兵器の提供を受けた上で、まずは価格から破壊するという、うれしい戦略を行っています。

もしかすると、ハノイラーメン戦争の覇者は、このお店になるやもしれません。

皆様も、是非。



Boeing Restrant
No.28 Lane 49 Ling Lang, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎