2014年9月21日日曜日

Boeing Restrant 味噌とんこつラーメン

前回の調査を見てない方は、こちらから。


正統派な日本食のお店が多い、リンラン。

そのリンランに、ネタのようなお店があります。その名も、「Boeing Restrant」。


店内も、無駄にがんばっており、一体、誰が言いだしたのか。

てか、誰か止める人はいなかったのか。


そんな疑問がいっぱいのお店です。

と言うことで、今日はリンランのボーイング、検証 第2回目です。


昼間きたときは、単なる等身大パネルだったのも、夜になると、きらきらと光っています。すばらしいクオリティです。




店内は、飛行機(といっても、昭和。スチュワーデスの時代)の機内をイメージしたつくりです。

店員さんの服装も、ファミレスだか、CAだかをイメージしてると思われます。

ほら、こうやって見ると、まるで CAさんが注文を受け付けてくれてるかのよう です。




ちなみに、男性スタッフの服装はと言うと、




んー、機長??



まぁ、お店の人の服装はさておき、このお店のラーメン、基本的にどこかで見たことのあるラーメンです。

ですが、どこかで見たことがないラーメンもあります

正直、見たことのないラーメンを注文するのは、非常に勇気が要りますが、ここはひとつ、味噌ラーメンを注文してみることにしました。


ということで、待つこと30秒。

びっくりするくらいのスピードで、頼んでもいない餃子が来ました。




またもや、サービスの模様です。いつまでサービスが続くかはわかりませんが、どこかで食べたことのある味なので、得した気分です。


引き続き、待つこと10分。




ということで、味噌ラーメンです。今回は、★何個だとかなしで、普通にコメントを書きます。(面倒なので)

麺は、どこかで食べたことのある麺。やはり、安定的な味です。




で、味噌ラーメンのスープですが、なんとまぁ、なかなかウマイではありませんか。味がピリ辛なので、辛さに弱い人にはお勧めできませんが、辛くても問題ないのなら、是非お勧めの味です。

ハノイで有名なとんこつラーメン屋によく似たスープに、味噌を使用することで、さらにおいしさ倍増、決して後悔する味ではありません。



みなさまも、是非。



Boeing Restrant
No.28 Lane 49 Ling Lang, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎





2014年9月18日木曜日

Boeing Restrant しょうゆとんこつラーメン

今日は、1通のお便りをご紹介いたします。

「こんにちは、ハノイ太郎さん。いつも楽しく拝見しています。今日は、リンランに新しくラーメン屋が出来たみたいなので、是非、調査のお願いをしたいです。どんなラーメンなのか、行ってみたいのはやまやまなのですが、店が微妙すぎて、怖くて行くことができません。気になって、夜も眠れませんので、是非、調査をお願いします。」

ペンネーム、お酒ととんこつラーメンが大好きさん


ということで、今日は、リンランにやってきました。
リンランと言えば、知る人ぞ知る、日本食屋が立ち並ぶ有名な通り。最近は、ロッテマートも出来たせいで、ちょっぴり賑わいを見せているような気も、するような、しないような。

Dao Tan からリンランに入り、のんびり歩いていると、右手に謎の看板が。




ベトナム人デザインであることがひとめでわかる、そんなテイストです。その横の露地を30メートル進んでいくと、ありました。いらっしゃいませの文字。




と同時に、謎の女性の等身大パネルも。電飾もついてるので、夜になると、シルエットがきらきら光るといった、最先端かつ、どの店も導入していない、どの店も考えつかないような、画期的な仕組みになってる模様です。




お店の上には、看板も掲げていますが、正直、見えません。露地が狭いので、見上げないと、全然分かりません。でも、こういう無駄なところにお金をかけることは大事だと思います。




なかなか、ただならぬ外観なので、入るのに相当の勇気が必要でしたが、とりあえず入ってみました。


うん。見た目は普通の店内。。。。。そう、普通です。ちょっと個性的なだけで。

ただ、壁に頑張って書いてあるペイントが不思議な感じですが、どうやら飛行機の中をイメージしているみたいです。なるほど、それで店の名前が「ボーイングレストラン」なわけです。

他のお店が思いつかないような、斬新なアイディア。ボーイング(らしきもの)をイメージするといった、斬新かつ最先端なデザイン。これはいろんな意味で期待できるお店です。




壁一面、すごいことになっていました。椅子まで書いちゃいました。まるで、飛行機に乗って、空の旅を楽しみながら、ラーメンを食べている気分。思わず、窓の外を覗き込みたくなる、そんな粋なデザインです。




「幸せ こい こい 福ふ くろう 不苦労で くろ うしらず」
一見、いいことを行ってるようにも思えますが、全然意味が分かりません。私もまだまだ修行が足りないんだと思います。




てか、このお店、いたるところに「私たちは日本から来ました。」と書いています。写真の人たち、日本人には見えませんが、日本から来たとのこと。

日本から来たってことをやたらと主張していますが、在日ベトナム人の方たちが、帰国されたのでしょうか。あるいは、旅行帰り=日本から来たなのでしょうか。




ということで、2階に案内していただきました。接客については、実はかなり頑張っています。クオリティが高いというわけではありませんが、なんせ「頑張ろうとしている」のは、すごくわかりました。さすがは、ボーイングの店員さん、ということにしておきます。




2階も、まるで飛行機の中にいるかのよう。窓の外の景色にうっとり、するわけも無く、ダサいです。








お店の人に許可をいただき、お写真を撮らせてもらいました。CAな服装・・・・・?いや、ファミレスのような服装・・・・? もうどっちだっていいです。




ということで、ここで機内食のメニューをのせておきます。飛行機の中で、これだけのラインナップがあれば素晴らしい!!!と思いきや、ここはリンランの路地裏でした。












さて、CAさんに注文をしてみたいと思います。「Em oi!(すいませーん)」

ということで、一枚の紙を手渡されました。注文は、紙に書いて渡すみたいです。




んん????

どっかでみたことのあるシステム、というか、どっかで見たことのある紙

書いてある内容も、ほとんど同じ。多少オリジナリティーのあるラーメンが書いてありますが、どこかでみたことのある紙です。

とりあえず、しょうゆとんこつラーメンを注文してみました。ラーメンがくるまで、暇だったのですが、餃子がサービスで出てきました。毎回出てくるのかは、わかりません。





やっぱり、どっかで見たことがある感じです

実は、かなりうまいです。機内食にしておくのはもったいないほどのウマさ。少なくとも、ハノイの餃子業界では、かなりうまいほうじゃないでしょうか。でも、どこかで食べたことのある味・・・な気もします。




続いてから揚げ。これもどこかでみたことのある感じです。

これもなかなかおいしいです。お肉は、非常に柔らかく、ジューシーに仕上がっています。ひとつ注文をつけるなら、マヨネーズがキューピーじゃないので、少し味が浅いです。

でもやっぱり、どこかで食べたことのある味です。




ということで、ラーメンです。これもどこかで見たことがあるような気がしますが、気のせいだと思いつつ、食べてみました。

以下、レポートです。


麺 ★★★

んー。どこかで食べたことがある麺。やや細めんで、うまいです。普通にうまいです。てか、本場とんこつによくある麺です。固め・やわらかめといった指示も出来るほか、替え玉も出来るみたいなので、チマチマせずに、ガッツり食べることが出来ます。まさに、男のロマンかもしれません。




スープ ★★★

味はどこかで食べたことのある、豚骨しょうゆ味。

最初、ちょっと薄いなーと思いました。でも、ラーメンのタレなる調味料があるので、それで調節すれば、あら不思議。自分のお好みの濃さに調節が可能です。

医者に塩分を止められている人は、そのまま食べていただき、塩分を過剰に摂取してもいい人は、ラーメンタレをつかう、とても合理的な方法だと思います。


具材・ボリューム ★★

全体的なボリュームはありますが、具材ボリュームはちょっと物足りない気もします。腹が減ったら、替え玉で!という意図が見え隠れしますが、ラーメンと言えば、スープ、麺、具材の3本柱で成り立っているので、その1本が細いと、ちょっとどうかと思います。とんこつラーメンといえども、具材はガッツりほしいです。


価格 ★★★

しょうゆとんこつラーメン110,000ドン。コスパはいいかもしれません。ただ、目標80,000ドンくらいの私にとっては、ちょっと高いかなとも思います。

まぁ、空港や飛行機でなにか食べると高いので、しょうがない、ということで。


備考 ★★★

お店の雰囲気は、とりあえずダサいです。頑張ってるのは分かりますが、誰が言い出したんだ?というレベルのダサさです。でも、致命的かというと、そうでもないですし、居心地がわるいかというと、そうういわけでもありません。ただ単に、ダサいだけです。

裏を返すと、それは個性かもしれません。


総合評価 ★×14

とりあえず、普通においしいラーメンです。どこかで食べたことのあるラーメンですが、味が薄くなっていたりと、少し変化があります。でも、普通においしいです。

このラーメンだと、日本でチェーン展開できちゃうかもしれません。フォーチュナホテルの前に、2号店を出してみるのも面白いかもしれません。

あとは、店員さんの萌え度が足んないので、本当に機内を目指しているなら、萌え度・セクシー度をなんとかお願いしたい、今日この頃です。



Boeing Restrant
No.28 Lane 49 Ling Lang, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎



2014年9月13日土曜日

らーめん喰龍 焦がし葱豚骨醤油ラーメンその3

仕事もひとだんらくした昼前、オフィス太郎に、一本の電話が入りました。

「アニキ、てーへんだ!らーめん喰龍のラーメンに、粉がのってる!」

やっぱアレだな、事件は現場でおきてるんだなーと思いつつ、取材班は、現場へ急行しました。




以前は、らーめん喰龍へ行きたくても看板が出てなかったので、結局 リンランで遭難してしまう、なんて恐ろしい事態が起こっていました。それが、看板一つできたおかげで、遭難は回避されるようになりました。





この目印がないために、おいしいラーメンを食べに来たはずが、遭難してしまい、時間がなくなりそうなので、泣く泣くフォーを食べる羽目になった人が後を立ちませんでした。

さて、現場でのエージェントからの情報によりますと、今までもおいしかったらーめん喰龍の焦し葱豚骨醤油ラーメンに、なぞの粉が乗るようになり、パワーアップしたとのこと。たぶんカツオ系じゃないかとの情報です。




なお余談ですが、セットのご飯、今日はチャーシュー丼でした。日々、切磋琢磨されておられます。




店内に入ると、コピー用紙に印刷しただけの、簡単な記載が。さすが伝説のラーメンを作る店。メニューなどに金はかけてられません。

とりあえず、新しいラーメン「和風豚骨」を食べてみたいと思います。お値段は、普通のラーメンが15万ドンなのに対し、このラーメンは、1万ドンだけ上がって、16万ドンです。





正直、見た目はどうってことないです。

ファーストインパクト的には、ラーメンにキムチのせて見ました!ぐらいの、よっぽどやることないんだろうなーという感じでした。

ですが、このファーストインパクトが間違ってたことに、後々、気づかされるわけです。



お店的には、「粉が底にたまりやすいので、混ぜながら食べてください。」という言葉をどこかで見かけましたが、実際は、全体的に溶かして食べてもよし、ちょっとづつ溶かしてもよし。個人的には、ちょっとづつ溶かしながらたべましたが、、底にたまる前に、全部食べきっちゃう感じです。

ということで、結論を言いますと、マジやばいっす。かつお節粉、ハンパないっす。なんといいましょうか、たとえるなら、味噌ラーメンの上に、バターを乗っけてみたレベルの発明、いや、それ以上の発明じゃないでしょうか。

もう、和風だなんだという、国を争ってる場合じゃないです。とにかく旨いです。極端な例ですが、今まで、お湯に味噌を溶かしただけのものを味噌汁といっていたところに、初めてダシをとってみた、そんなレベルじゃないでしょうか。

かつお節粉を入れることで、ダシレベルがぐっとパワーアップしています。深海魚が生息するほどの深い味わいになる、と言っても過言ではないでしょう。

これはクセになりそうなクオリティです。いやはや、たかがかつお節粉、されどかつお節粉です。この粉によって、伝説のラーメンは、またもや伝説に返り咲くかもしれません。

このアイディアについては、ほかの店にまねされないように、祈るばかりです。

自信を持って人に勧めることができる味なので、皆様も是非。






らーめん喰龍
40 Ling Lang, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎




2014年9月4日木曜日

らーめん喰龍 焦がし葱豚骨醤油ラーメンその2

今日は、かつて伝説と呼ばれたラーメンが食べれるお店、「喰龍(たんろん)」にきています。

今まで、ラーメンを注文すると、白ご飯がオマケで付いてきたりしてたのですが、そのご飯がパワーアップしたとのことで、調査にやってきました。

オープン当初は、看板もできていなかったのですが、今では立派な看板も設置され、伝説はこちら!的な感じが出てきました。

といっても、どういうわけか、お店の外観は未だにありませんので、とりあえず Ling Lang 通りの、赤い門が目印です。




看板のとおりに路地を入ると、らーめん喰龍の看板が。

今まで、通り過ぎてしまって、結局あきらめざるを得なかった、方向感覚がない私でも、これで一安心です。

ただ、なぜ路地から入るのか。入り口がどーんと開いてないのかは、未だ謎です。




ということで、今回も私のお気に入り、焦し葱豚骨醤油ラーメンを注文してみました。本日も15万ドン。




おぉ、なんということでしょう。白ご飯が、そぼろかけご飯になってるじゃありませんか。




白ご飯をそぼろかけご飯にしたことで、特別レベルアップ!というわけではありませんが、やはり日本のラーメン屋は、細かい工夫、細かいサービスが積み重なって、大きな違いになると思うので、小さな一歩だと思います。この調子で、チャーシュー丼なんてのもほしいところです。

ちなみに、真ん中に乗ってる丸い玉は、ゆで卵かと思いきや、(たぶん)イモです。ひとくちで、ラーメンと一緒に食べちゃったので、よくわかりませんでしたが、たぶん、イモです。そこは卵だろうと思いますが、イモなのでしょうがありません。(2014年9月7日、やっぱ卵でした。)



ラーメンは相変わらず、旨そうです。ただ、人によっては若干甘すぎるという意見もあるみたいです。後は好みじゃないでしょうか。




麺のゆで加減も、ちょうどよくなっています。卵麺が黄色くて食を誘います。個人的には、1~2万ドンアップで、大盛り、なんてのがあればうれしいです。



ということで、らーめん喰龍。相変わらずの旨さではありますが、お店の雰囲気が暗いのなんの。お昼にラーメンを食べて、ゆっくりするという雰囲気ではありません。

ハノイでよくある日本食屋と比べると、悪く言えば、単なる家の一室。よく言えば、隠れ家的なラーメン屋です。

隠れ家的なラーメン屋をコンセプトにしているのであれば、店の入り口が路地から入る、というシステムなのもうなずけます。

あと、きているお客さんを見ると、やはり隠れたくてしょうがない人たちがやたらと集まってきてるようにも見えます。

ただ、このスタイルだと、ベトナム人はなかなか来ないだろうなーと思ったり思わなかったりです。

そんなこんなで、お客さんはどうしても日本人になっちゃうと思いますが、日本人サラリーマンの隠れ家として考えてるのであれば、もう少し「居心地」を考えたほうがいい気がします。今のところ、旨いラーメン(マジ旨いんですが)を食べて、すぐに帰るという感じで、居心地感はありません。

居心地がよくなれば、隠れ家度アップだと思いますが、店内のキャパを考えると、居心地をよくしすぎると、ほかのお客さんが入って来れない可能性もあるので、なかなか難しいのかな。


ちなみに、

お店のスタッフの女の子の中で、ひときわ輝く、ベトナム人アイドルがいます。別に笑ってないのに、笑っているかのような顔。多少つり銭を間違えても、許しちゃうその微笑。いまのところ、その子の笑顔があれば、何よりのスパイスです。どの子かは、お店に行ってのお楽しみということで。




らーめん喰龍
40 Ling Lang, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎