2014年11月23日日曜日

ハンちゃん 味噌ラーメン

ハノイの有名な通りと言えば、色々ありますが、その中でも日本人通りであるといっても過言じゃないのが「リンラン」です。

もっとも、日本人通りと言えば聞こえは良いですが、要はおっさん通りの雰囲気が未だ漂っています。若いお姉さんが、おしゃれにショッピング、なんて絶対にありえない通りです。


そんなおっさん通りであるリンランに、なかなか高級感のあるお店「ハンちゃん」があります。

名前だけはよく聞いていたのですが、ハンちゃんという名前から、個人的に大衆食堂のイメージ、先入観を持っており、今まで行った事がありませんでした。


と言うことで、今回はハンちゃんの調査報告です。

というのはウソで、ただ単に通りかかったうえに、晩御飯をどこで食べるか決めてなかったので、ノリで入ってみました。ま、晩ご飯えらびなんて、こういうもんです。




お店の門をくぐると、橋がかかっていました。竜宮城への入り口のような、そんな雰囲気が漂う、お店の外観に、ちょっと感動です。





さすがは、竜宮城(的)。
お魚さんがいました。魚に全然詳しくないので、名前がよくわかりませんが、そこらへんの市場でよく見かけるお魚です。元気に泳いでいました。おいしそうかと聞かれると、全然おいしそうじゃありません。刺身で食べたいかと聞かれると、べつにいいです。




店内は、全然人がいませんでした。

まー、平日の夜なので、どこも人がいないんだろうと思いつつ、こういう貸切状態、嫌いじゃありません。でも、満席になることって、たぶんないんだろうなーという、そんな哀愁も、ちょっと漂っていました。あくまで、私の先入観ですが。




おおっと、振り返ると外の景色(リンラン通り)が。こうやって見ると、橋を渡る前と渡った後では、なんだか空気が違います。たかだか2~3メートルの橋ですが。




ラーメンを注文しようとすると、「ラーメンセット」を注文可能とのことでしたので、迷わずラーメンセットにしてみました。ラーメン単品12万ドン。セットは13万5000ドン。

たった15000ドンで、餃子とチャーハンが付くと言う、粋なはからいです。




ラーメンと餃子、チャーハンのセット。おっさんにはたまりません。




なんだか、色のないチャーハンです。卵と米のみ。たまねぎくらいは入ってたかもしれませんが、覚えてません。味は薄味、米が固まってる感じで、チャーハンとしては30点くらいですが、21時の空腹という、超激甘タイムだったので、なかなかおいしかったです。




続いて餃子。

いつも見かける餃子に比べ、平べったいです。もしかして、焼いてるときに押し付け点じゃないかと思います。てか、押し付けちゃうと、色々出ちゃうので、どうなの?ってかんじで食べてみましたが、案の定でした。でも、タレが普通に旨かったのと、21時の空腹という、激甘タイムだったので、おいしくいただきました。




続いて、メインイベントのラーメンです。

スープは、味噌ベース。あっさりと女性にも飲みやすく、見た目もきれいに作っています。個人的にはうまいと思いましたが、21時の空腹という激甘タイムだったので、また行きたいかと言うと、それとこれとは話がべつです。




麺は普通の中華麺。やれコシだ、やれシコシコ感だ、というものは一切ありません。




チャーシューは、ハノイで一般的な厚切り。豚が安いんでしょう。まぁ、うまいのでこれはこれでいいと思います。



ということでまとめますと、ラーメン自体は、全体的にアツアツしてなくてヌルイです。味噌ラーメンレベルもまだまだ発展途上なので、「また食べたい!!」というレベルではありません。あくまで、酒を飲んで酔っ払ったおっさん用の〆のラーメンという感じです。〆のラーメンだとすると、何でもありだのでしょうが、飲んでない人にとっては、「まぁ、こんなもんでしょうね。」という、悲しい感想しかありません。


でも、全体的にお店自体はとてもすばらしいと思いました。端を渡るだけで、リンランの喧騒からは隔離される感じが、なんともいえないタイやヒラメの舞踊り感を生み出しています。

また、メニューを見た限り、ラーメン以外の料理は、それなりにおいしそうなラインナップが目白押しでした。和洋中、なんでもそろってる、昔ながらの古きよき日本食系でした。



和食屋 ハンちゃん
88 Linh Lanh, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎




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