2014年9月18日木曜日

Boeing Restrant しょうゆとんこつラーメン

今日は、1通のお便りをご紹介いたします。

「こんにちは、ハノイ太郎さん。いつも楽しく拝見しています。今日は、リンランに新しくラーメン屋が出来たみたいなので、是非、調査のお願いをしたいです。どんなラーメンなのか、行ってみたいのはやまやまなのですが、店が微妙すぎて、怖くて行くことができません。気になって、夜も眠れませんので、是非、調査をお願いします。」

ペンネーム、お酒ととんこつラーメンが大好きさん


ということで、今日は、リンランにやってきました。
リンランと言えば、知る人ぞ知る、日本食屋が立ち並ぶ有名な通り。最近は、ロッテマートも出来たせいで、ちょっぴり賑わいを見せているような気も、するような、しないような。

Dao Tan からリンランに入り、のんびり歩いていると、右手に謎の看板が。




ベトナム人デザインであることがひとめでわかる、そんなテイストです。その横の露地を30メートル進んでいくと、ありました。いらっしゃいませの文字。




と同時に、謎の女性の等身大パネルも。電飾もついてるので、夜になると、シルエットがきらきら光るといった、最先端かつ、どの店も導入していない、どの店も考えつかないような、画期的な仕組みになってる模様です。




お店の上には、看板も掲げていますが、正直、見えません。露地が狭いので、見上げないと、全然分かりません。でも、こういう無駄なところにお金をかけることは大事だと思います。




なかなか、ただならぬ外観なので、入るのに相当の勇気が必要でしたが、とりあえず入ってみました。


うん。見た目は普通の店内。。。。。そう、普通です。ちょっと個性的なだけで。

ただ、壁に頑張って書いてあるペイントが不思議な感じですが、どうやら飛行機の中をイメージしているみたいです。なるほど、それで店の名前が「ボーイングレストラン」なわけです。

他のお店が思いつかないような、斬新なアイディア。ボーイング(らしきもの)をイメージするといった、斬新かつ最先端なデザイン。これはいろんな意味で期待できるお店です。




壁一面、すごいことになっていました。椅子まで書いちゃいました。まるで、飛行機に乗って、空の旅を楽しみながら、ラーメンを食べている気分。思わず、窓の外を覗き込みたくなる、そんな粋なデザインです。




「幸せ こい こい 福ふ くろう 不苦労で くろ うしらず」
一見、いいことを行ってるようにも思えますが、全然意味が分かりません。私もまだまだ修行が足りないんだと思います。




てか、このお店、いたるところに「私たちは日本から来ました。」と書いています。写真の人たち、日本人には見えませんが、日本から来たとのこと。

日本から来たってことをやたらと主張していますが、在日ベトナム人の方たちが、帰国されたのでしょうか。あるいは、旅行帰り=日本から来たなのでしょうか。




ということで、2階に案内していただきました。接客については、実はかなり頑張っています。クオリティが高いというわけではありませんが、なんせ「頑張ろうとしている」のは、すごくわかりました。さすがは、ボーイングの店員さん、ということにしておきます。




2階も、まるで飛行機の中にいるかのよう。窓の外の景色にうっとり、するわけも無く、ダサいです。








お店の人に許可をいただき、お写真を撮らせてもらいました。CAな服装・・・・・?いや、ファミレスのような服装・・・・? もうどっちだっていいです。




ということで、ここで機内食のメニューをのせておきます。飛行機の中で、これだけのラインナップがあれば素晴らしい!!!と思いきや、ここはリンランの路地裏でした。












さて、CAさんに注文をしてみたいと思います。「Em oi!(すいませーん)」

ということで、一枚の紙を手渡されました。注文は、紙に書いて渡すみたいです。




んん????

どっかでみたことのあるシステム、というか、どっかで見たことのある紙

書いてある内容も、ほとんど同じ。多少オリジナリティーのあるラーメンが書いてありますが、どこかでみたことのある紙です。

とりあえず、しょうゆとんこつラーメンを注文してみました。ラーメンがくるまで、暇だったのですが、餃子がサービスで出てきました。毎回出てくるのかは、わかりません。





やっぱり、どっかで見たことがある感じです

実は、かなりうまいです。機内食にしておくのはもったいないほどのウマさ。少なくとも、ハノイの餃子業界では、かなりうまいほうじゃないでしょうか。でも、どこかで食べたことのある味・・・な気もします。




続いてから揚げ。これもどこかでみたことのある感じです。

これもなかなかおいしいです。お肉は、非常に柔らかく、ジューシーに仕上がっています。ひとつ注文をつけるなら、マヨネーズがキューピーじゃないので、少し味が浅いです。

でもやっぱり、どこかで食べたことのある味です。




ということで、ラーメンです。これもどこかで見たことがあるような気がしますが、気のせいだと思いつつ、食べてみました。

以下、レポートです。


麺 ★★★

んー。どこかで食べたことがある麺。やや細めんで、うまいです。普通にうまいです。てか、本場とんこつによくある麺です。固め・やわらかめといった指示も出来るほか、替え玉も出来るみたいなので、チマチマせずに、ガッツり食べることが出来ます。まさに、男のロマンかもしれません。




スープ ★★★

味はどこかで食べたことのある、豚骨しょうゆ味。

最初、ちょっと薄いなーと思いました。でも、ラーメンのタレなる調味料があるので、それで調節すれば、あら不思議。自分のお好みの濃さに調節が可能です。

医者に塩分を止められている人は、そのまま食べていただき、塩分を過剰に摂取してもいい人は、ラーメンタレをつかう、とても合理的な方法だと思います。


具材・ボリューム ★★

全体的なボリュームはありますが、具材ボリュームはちょっと物足りない気もします。腹が減ったら、替え玉で!という意図が見え隠れしますが、ラーメンと言えば、スープ、麺、具材の3本柱で成り立っているので、その1本が細いと、ちょっとどうかと思います。とんこつラーメンといえども、具材はガッツりほしいです。


価格 ★★★

しょうゆとんこつラーメン110,000ドン。コスパはいいかもしれません。ただ、目標80,000ドンくらいの私にとっては、ちょっと高いかなとも思います。

まぁ、空港や飛行機でなにか食べると高いので、しょうがない、ということで。


備考 ★★★

お店の雰囲気は、とりあえずダサいです。頑張ってるのは分かりますが、誰が言い出したんだ?というレベルのダサさです。でも、致命的かというと、そうでもないですし、居心地がわるいかというと、そうういわけでもありません。ただ単に、ダサいだけです。

裏を返すと、それは個性かもしれません。


総合評価 ★×14

とりあえず、普通においしいラーメンです。どこかで食べたことのあるラーメンですが、味が薄くなっていたりと、少し変化があります。でも、普通においしいです。

このラーメンだと、日本でチェーン展開できちゃうかもしれません。フォーチュナホテルの前に、2号店を出してみるのも面白いかもしれません。

あとは、店員さんの萌え度が足んないので、本当に機内を目指しているなら、萌え度・セクシー度をなんとかお願いしたい、今日この頃です。



Boeing Restrant
No.28 Lane 49 Ling Lang, Ba Dinh, Ha Noi


ハノイ太郎



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