2015年3月24日火曜日

男魂 博多豚骨ラーメン

最近、ハノイのラーメン業界は、若干の休戦状態が続いていました。

「もう、ハノイのラーメンは食べ飽きたよぉー」という、悲しい声も聞こえてくるような、こないような。

そんな悲しみの渦に包まれていた、ここハノイラーメン業界に、新たなラーメン屋が新風を巻き起こします。

ラーメンを食べないと元気が出ない、そんなおっさんのやる気を取り戻すかのごとく、その名も「男魂」。

「俺、白いシャツ着て、カレーうどんを全力で食べちゃうんだぜ!」といっていた、あの力強い男魂を取り戻せること間違いない、そんな力強いネーミングです。

場所は、Hoang Quoc Viet 通りにある、サマーセット ホアビンという、高級ビルの1階。

さすがは、男魂、安い物件など気にも留めず、「赤字でいい、お客の笑顔がみたいだけ」と言わんばかりの高級物件。

屈強な男の守衛さんたちが入り口を固めており、共通言語は、英語以外認めない、という、まさに男たちの世界、海外セレブのための建物です。

英語すらできない庶民には、立ち入ることすらできない、ある意味、そこは外国が広がっています。まさに、男の中の男じゃないと、高級すぎて、近づくことすらできない、そんな場所です。




見上げると、首が折れそうになるほどの超高層。100階建てくらいあるのではないでしょうか。首の筋肉を鍛えていないと、見上げることができない、まさに男の建物です。




ここまで「男」という単語がやたらと出てきましたが、面倒なので、以下、普通に説明。

お店の内装についてですが、非常に高級。新しいってのもあるのでしょうが、それ以前におしゃれ。ラーメン屋じゃなくて、カフェじゃん、という感じの内装です。てか、カフェを丸々借りて、ラーメン屋にしちゃった感があります。

ガラスから外の人を見ながら、ラーメンを食べるなんて、オツかもしれません。庶民が、セレブを感じることが出来る瞬間です。

なお、トイレは外にあります。トイレに行くために外に出ると、湿気と暑さなどで、庶民の現実が戻ってきますので、注意が必要です。







そんなこんなでメニューを見てみました。


























ん???






















まぁ、いいか。。。。
とりあえず、注文してみました。























「コレに、ご記入ください」



そう来たか。











ハノイに住んでるラーメン好きなら、一度は見たことがある、この紙。
そうです、ハノイの某有名ラーメン屋などと、システムが同じじゃありませんか。

確かに、お店に入ったときから、どこかで見たことあるものがおいてありました。





まぁ、味まで同じってこたぁないだろうと思い、博多豚骨ラーメンを注文してみました。
待つこと10分。


















そうきたか。












ということで、結論を言いますと、幸龍(旧・一幸舎)や、ボーイングレストランと、同じ系列っぽいです。お味についても、正直同じ。何もかも同じです。





麺もチャーシューも、ハノイの人には親しみのある、豚骨ラーメンです。いや、うまいです。非常にうまいので、わざわざ遠いところへ行かなくても、近所の方は、このお店で十分です。


引き続き、から揚げを注文してみました。




やはり、同じです。
ただ、から揚げについては、他の店舗よりも肉が固めで、味がありません。横の粉がなければ、単なる味の薄い固いから揚げって感じです。


ということで、新しいお店として期待した「男魂」でしたが、結局、他のお店と変わんないということがわかりました。もちろん、このお店独特なメニューもあります。




ちなみに、お店のお客さんですが、ほとんど日本人かと思いきや、耳を澄ませば、韓国語と中国語ばかり。日本人は、まだあまり来ていない模様です。これからどういう展開を見せるのか、期待が高まります。

また、スタッフは非常にかわいい子がそろっています。萌えっていうい意味では、合格圏内です。萌えのないラーメン屋と、萌えのあるラーメン屋、男ならもちろん、後者のほうです。もちろん男魂をくすぐる萌系のスタッフはいますが、女心をくすぐるスタッフはいません。そういう意味では、目で楽しみ、ラーメンも楽しめる、男のためのお店だといえるでしょう。


サマーセットホアビン近隣の方で、わざわざボーイングレストランや、幸龍に食べに行っていた方、是非お勧めです。



男魂(OTOKO DAMASHII)
106 Hoang Quoc Viet, Nghia Do, Ha Noi



ハノイ太郎




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