そんな中、ラーメンと言う部門においては、まさに戦争と言うべき事態となっています。俗に言う、ハノイラーメン戦争です。
ですが、ラーメン戦争真っ只中のハノイでも、非戦闘地域と呼べる地域が存在します。それが、旧市街などの、ハノイの中心部です。
今までは、非戦闘地域だった中心部ですが、ついに、新たな勢力が誕生いたしました。
今はまだ、ゲリラ組織レベルですが、今後どうなるかと言う意味、あと、ネタ的な意味で、今回は、中心部の新勢力である、MOTO SAN というお店のご紹介です。
場所は、ホアンキエム湖の東側。
何でこんな場所にあるの??という、微妙な通りにあります。
また、お店のネームカードは手作りです。
内装は、おしゃれなアメリカんカウンターのみ。随所に、日本風が混じった雰囲気で、正直、なにがしたいのか、よくわかりません。
また、店内にはジャズとブルースが流れており、ここがベトナムであるということを忘れ、まるで、外国に来た気分にさせてくれます。
ただ、振り返ると普通にベトナムなので、前だけ向いて、飲む必要があります。
と言うことで、しょうゆラーメンを注文してみました。
まつこと10分。
しょうゆラーメンきました。
で、続いて味噌ラーメン。
んー、普通。
で、区別がつきません。
麺は、普通のインスタント生めん。ダイエーなどで、1玉25円で売ってるような麺です。もうちょいゆでてくれると良いんじゃないかと思いつつ、これはこれで普通においしいです。
たまごは、味がしっかりしみこんでいて、オーナーのこだわりを、ほんの少しだけうかがい知ることが出来ます。
チャーシューは、普通においしいです。
ラーメン自体が普通なので、相対的においしく感じちゃいます。
ベトナム人に配慮したトッピングです。
らっきょが出てくるラーメン屋は、初めて見ましたが、まぁ、普通にらっきょです。
ちょっとすっぱいです。
以上をまとめますと、完全に、スーパーの冷蔵コーナーに売ってるラーメンです。よく言えば、屋台(たらりーら、たらりらりららーの屋台)で食べられるラーメンです。
これらのラーメンに、トッピングの付加価値がついてる感じです。
いや、スーパーのラーメンや、屋台がまずいわけではなく、それはそれで、おいしいです。ただ、ラーメン屋さんほどの満足感はありません。〆のラーメンとして考えれば、アリなんじゃないでしょうか。
そもそも、このお店のターゲットって、日本人じゃなくね?? という雰囲気です。実際、お客さんはドイツ人でした。
どうやらこのお店、オーナーは、アメリカ帰りの日本かぶれベトナム人だそうで、アメリカに住んでた頃、近くに日本人街があって、そこのラーメンをしょっちゅう食べていたそうです。
ですので、おそらく欧米人をターゲットにしてるんだと思います。
実際、このお店は、日本人向けの雑誌などには紹介されておらず、アメリカ人向けの雑誌に紹介されている模様です。
ハノイのラーメン戦争、今のラーメンでは日本勢には到底及びませんので、しばらく欧米人を狙ったゲリラ組織的なお店として、実力を伸ばしてほしいと思う、今日この頃です。
おしゃれに屋外でラーメンを食べるなら、是非。
MOTO SAN
4 Ly Dao Thanh, Quan Hoan Kiem, Ha Noiハノイ太郎
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