2015年6月2日火曜日

味楽 しょうゆラーメン

さて、このブログは基本的にラーメンのブログなのですが、最近、ラーメン屋の施設や、その他各部分でネタが多すぎて、やれブルジョアジーだ、やれ貴族だと、少し脱線気味でした。

よって、今回は、原点に返って、ラーメンのことを中心に書いてみたいと思います。


そもそもラーメンとは、明治時代に横浜や神戸で中華街が誕生したことがきっかけで、全国に広がるようになったといわれています。また、中国やベトナムのラーメン類に比べ、日本のラーメンは独自の発展をしていることでも有名です。

当事の名称は、南京そばや支那そばとよばれており。。。


というか、こういうのだれも求めてない気がするので、すっとばして、お店のご紹介です。




今日ご紹介するお店は、「味楽(Miraku)」です。

もともと、日本大使館の裏手にあったのですが、大分前に引っ越してから、雰囲気が「ひっそり」とするようになりました。店の外も、中も、やたらとひっそりです。なぜひっそりしているのかは、私の口からはいえません。





場所はLinh Lang 通りの交差点を曲がったところ。

立地条件は問題ありません。でも、いつ行ってもガラガラです。





お店の雰囲気は、古きよき日本食屋。

今風なハイカラなお店ではなく、昭和世代が懐かしいと思える感じの、哀愁漂うお店です。

たとえ、お店の人が元気に挨拶してくれても、なぜか、哀愁がただよっています。

一人で食事をしていると、ちょっと泣けてくるのは、お客さんが私1人だけ、だからでしょうか。


まぁ、泣いててもしょうがないので、今回もしょうゆラーメン(135,000ドン)を注文してみました。




と言うことで、しょうゆラーメンです。

見た目は、昭和のしょうゆラーメン。基本は一通りおさえている感じです。




今回は、結論から言います。ここのしょうゆラーメンは、かなりおいしいです。

個人的な意見ですが、しょうゆラーメンって、作るのが非常に難しいラーメンのひとつだと思っていますが、ここのラーメンは、しょうゆという部門においては、ハノイの中でもかなり上位に入ると思います。

また、しょうゆラーメンで上位に入ると、他のあらゆるラーメンを上回るほどウマイです。多分、DNAレベルの問題かもしれません。




麺自体は、そんなこだわってるとは思えませんが、スープの愛称も非常によく、写真をみてるだけでも、また食べたくなります。




チャーシューについては、特に個性があるわけでもなく、ごく普通です。いや、昭和なかんじです。ですが、この個性がないのが、しょうゆラーメンをより際立てています。




で、ゆで卵。

半熟ですらないゆで卵ですが、これもごく普通、というか、昭和です。チャーシューと同様、この個性がない感じが、しょうゆラーメンの脇を固めています。


つまり、具材は普通ですし、見た目も普通ですが、このラーメンは、麺とスープで戦える、本格的なしょうゆラーメンです。

ただ、しょうゆラーメンが「分かる人」じゃないと、「あれ?ふつうじゃん」ってことになります。

そういう意味では、しょうゆラーメンを食べなれた年配の方以上には、非常に愛される味だと思います。

普通にしか感じられない方は、何度か食べてみると、だんだん分かってくるんじゃないかなと思います。



しょうゆらーめんが大好きな方は、是非。


味楽
44 Phan Ke Binh - Ba Dinh - Ha Noi


ハノイ太郎




0 件のコメント:

コメントを投稿